ワールドメイト「霊感商法大手です」というデマが、どのように拡散していったか
第一段階 最古の発信
「ワールドメイト霊感商法大手」という最古の発信は、このブログです。
タイトルが「霊感商法大手のワールドメイト」なだけで、根拠はなにも書いてありません。ワールドメイトは営利事業を行っておらず、霊感商法など皆無ですから、ただのなんの根拠もないでっち上げでしかありませんね。本当にひどい中傷です。
第二段階 デマとデマが合体し、掲示板とTwitterで拡散
その後、「やや日刊カルト新聞」ブログ上で公開された、ワールドメイトが立憲民主党に99回献金をしたというデマと合体し、「霊感商法大手」というデマが拡散します。
2022年08月23日 22:36
というスレッドがたち、タイトルとURLがTwitterで拡散されます。
第三段階 Twitterで、無知なインフルエンサーが拡散! 「思考の放棄」の連鎖が!!
そして、ついに、無知なインフルエンサーが、デマだらけのツイートを発信し始めます。
ワールドメイトなんて知らない、と語っているami氏。見事に、デマにだまされ、自らもデマの拡散役となってしまい、デマに踊らされていますね。それにしても、実に不思議なのは、なぜ、よく知らないと自覚してなさっているにも関わらず、一切の根拠を確認することなく、ころっと騙されてしまうのか? ということです。日本人は、世界一マスコミを信じやすい、つまり、騙されやすいというデータが存在しますが、ami氏のような方は、その典型例といえるでしょう。通常であれば、よく知らないものについては、まずは、情報収集し、検証するのが当たり前です。よく知らないものについては、まず、情報収集をした上で判断する、というプロセスを経るのです。しかし、ami氏は、一切の検証を放棄し、なんと、偉そうに、自らがデマの情報発信者になってしまっているのです。正直、「先生が言ってたよ」と小学生の女の子が男子に偉そうに言う風景を思い出します。または、自分がいいと思った健康食品とか水だとかを、やたらと勧めてくるオバサンやおじさんいますよね? ami氏のツイートを見ていると、そういう人たちを思い出します。
ころっと騙されてしまいやすい人は、確認・検証という当たり前のプロセスを経ずに、頭から信じ込み、人にも自分の考えを押し付けてくるのです。
そして、ami氏のデマ拡散を信じ込む人たちが出始めます。
加藤清隆氏は、「先生が言ってたよ」と小学生が偉そうに言うかのように、「ami氏が言ってたよ」とツイートしています。そして、自らは、情報のソース元を確認しようともしないのです。思考の放棄の連鎖といえましょう。
ami氏のツイートのデマについて検証する
ami氏の発言についてですが、残念ながら、100%デマであるとしか言いようがありません。
「霊感商法大手」のデマ
ワールドメイトは、霊感商法だと言われたのは、過去に2件しかありませんが、その2件もデマであったことがわかっていますので、実質0件であると言えます。その2件とは、1993年に造反騒動を起こした首謀者Mが、知人を騙して「お玉串返還訴訟」を提起させたものです。しかし、裁判のなかで被害額などがでっち上げであることが明らかとなり、取り下げとなっています。この「お玉串返還訴訟」については、「ワールドメイトの実態」というデマサイトで、3000万円支払う条件がある「和解」であるなどと書かれていますが、それも虚偽です。支払い条件などない、ただの取り下げでしかありません。
(参考サイト)
「昔から問題が多く、宗教法人格が取得できなかった」のデマ
宗教学者の島薗進教授が、立憲民主党の、「旧統一教会被害対策本部」で発言した、認識誤りがもととなり、拡散されたデマのようです。ワールドメイトは、脱税を疑われて荻窪税務署から課税処分を課されますし、13年間の税務訴訟の末、勝訴をおさめ、濡れ衣を晴らしています。そして、税務訴訟の終結後に、宗教法人を3〜5年程度で取得しています。島薗教授は、13年間の訴訟の末、完全に疑惑を晴らしたことをご存じなかったみたいです。ワールドメイトは、冤罪で風評被害を受けたという被害者でしかありません。
「実は、申告漏れの認定は、国のほうが誤っており、2006年に、課税自体が違法だったと正式に認定され、ワールドメイトの濡れ衣は晴れました。従って、それまで所轄庁が、認証に及び腰だったとしたら、それは、国による濡れ衣の被害にワールドメイトが遭ったという意味で、これは国家賠償にも該当する事件なのです。したがって、認証が遅れたと言っても、これは旧統一教会などの事例とは全く異なります。」
仮に、島薗教授が、このように発言していたら、正しい認識であったといえます。
(参考サイト)