2022/09/25
ワールドメイトから立憲への寄付は0円だった〜やや日刊カルト新聞の誤報
拙ブログでは、以前より、ワールドメイトから立憲民主党への寄付は0円であるという主張をしています。それを裏付けるインターネットニュースが配信されています。週刊報道サイトより引用させていただきます。
やや日刊カルト新聞総裁藤倉善郎飛ばし記事劇場開幕か? その1 まさかの0円だった!やや日刊カルト新聞(代表:藤倉善郎、副代表:鈴木エイト)の「ワールドメイトから立憲民主党への寄付が1億960万円」との記事に明記されている1億960万円は実際は0円であり、明らかな誤報だった!まさかの足し算間違いなのか!?更に幻の献金100万円まで出現!そして、その虚偽の誤報がSNSで拡散された!今や、多くの国民へ旧統一教会についての重要な判断の資料を提供する報道機関となったやや日刊カルト新聞は、誤報を認めて、「2021衆院選の『総力特集・カルト候補ぜんぶ載せ!』」の記事がワールドメイトへの悪い印象操作の材料になってしまったことをお詫びして、速やかに記事の中の誤記を訂正することが報道機関としてあるべき姿であろう。(令和4年9月26日)
「ワールドメイトから立憲民主党への寄付が1億960万円」の報道は誤報であり、また、ワールドメイトがこの期間に献金したとしている当該対象政治家のうち、立憲民主党に所属していながらワールドメイトから献金を受けた者は1人も存在していなかったことから、虚偽の事実を報道していることが明らかとなったと言えるであろう。
そして、その虚偽の誤報がSNSで拡散された!
以下の表が、やや日刊カルト新聞の元総裁である藤倉善郎氏作成の虚偽のデータとなります。
2021年10月27日水曜日 |
【衆院選2021】総力特集・カルト候補ぜんぶ載せ! |
(やや日刊カルト新聞のブログ記事より引用)
やや日刊カルト新聞のブログ記事を丹念に読めば、どうやら、2010年〜2019年頃までの10年間の政治献金の集計を意図したものであり、立憲民主党の推薦による立候者への献金総額である、ということが推測できます。しかし、このデータは、どの期間、どんな資料を利用して集計したかというデータは、ブログ記事中にもどこにも記されていません。立憲民主党は2017年に、希望の党から排除された、少数のリベラル議員によって設立され、その後、2020年に民進党や国民民主党、社会保障を立て直す国民会議、無所属フォーラムらの所属議員らが合流して結成された新党です。2017年設立の立憲民主党と2020年設立の立憲民主党は、名前は同じですが、別の政党であるため、世間的には、立憲というと、2020年に新規設立された立憲民主党を指します。そのため、2020年〜2021年頃の寄付額だと勘違いし、1年で1億も寄付をしている、と驚きの拡散をするケースが相次いだのです。
やや日刊カルト新聞のブログに、政治家別に、寄付の内訳のようなものが記載されています。それを単純に足しても、1億960万円に満たないので、本当に、なにをどう足して、この金額を結論づけているのか、まったくもって意味不明です。
そこで、官報や収支報告書等を調査し、独自に検証作業を行ったところ、週刊報道サイトで触れられているように、ワールドメイトが立憲民主党所属議員への寄付が0円だったということと、自民への寄付も、実際よりも低かったということを、ご報告させていただきます。
【本当のワールドメイトの寄付は、立憲0円だった】
ワールドメイトが、2010円〜2019年に、自由民主党所属議員及び政党へ寄付した金額。立憲民主党へは0円。
やや日刊カルト新聞の誤報 検証できた内容
献金回数 ☓99回 →○19回
自民 7人 ☓1,490万円 →○850万円
立憲 ☓13人 ☓1億960万円 →○0人 0円
なお、やや日刊カルト新聞の誤報は、これのみではありません。人物別の寄付額も誤報だらけだったのです!
やや日刊カルト新聞の誤り
【衆院選2021】総力特集・カルト候補ぜんぶ載せ!
人物別ランキング表も、8人分もの誤りがあります。
(やや日刊カルト新聞のブログ記事より引用)
1.ワールドメイトから小沢一郎氏への寄付は、2倍以上水増し
やや日刊カルト新聞の誤報 検証できた内容
寄付回数 ☓39回 →○25回
寄付額 ☓5,900万円 →○2,600万円
☓2019年、100万円を4回 →○100万円を3回
やや日刊カルト新聞の、小沢一郎氏の寄付元を関係ない、すべての寄付を合計しても、5,000万円であり、5,900万円に達しませんでした。これは、ただの計算間違いなのでしょうか?
ちなみに、菱研とは、深見先生が社長をつとめる一般企業ですが、ワールドメイトとは明確に会計が別れており、関連団体ではありません。そのため、菱研からの寄付とワールドメイトからの寄付を同一視することは、法的にも会計的にも不正確であると言わざるを得ません。やや日刊カルト新聞は、ワールドメイトからの寄付と断言しているために、集計も、ワールドメイトからの寄付のみを累計しました。
なお、やや日刊カルト新聞では、2019年に、ワールドメイトから小沢一郎氏へのパーティー券が100万円☓4回であると記載していますが、100万円☓3回しか確認ができませんでした。
2.ワールドメイトから松木謙公氏への寄付も水増し
やや日刊カルト新聞の誤報 検証できた内容
寄付回数 ☓10回 →○6回
寄付額 ☓1,560万円 →○1,200万円
☓2019年、100万円 →○寄付が見当たらない
深見先生が経営する菱研やたちばな出版は、ワールドメイトとは会計上の連結はありません。法的にも会計的にも正確を期するために、ワールドメイトからの寄付のみを集計したところ、水増しして集計されていた誤報であることが明らかとなりました。
3.ワールドメイトから樋高剛氏への寄付も、0回0円
やや日刊カルト新聞の誤報 検証できた内容
寄付回数 ☓2回 →○0回
寄付額 ☓700万円 →○0円
☓2013年、600万円 →○寄付が見当たらない
☓2013年、100万円(菱研) →○寄付が見当たらない
4.ワールドメイトから平沢勝栄氏への寄付も水増し
やや日刊カルト新聞の誤報 検証できた内容
寄付回数 ☓5回 →○1回
寄付額 ☓500万円 →○100万円
※深見先生が社長をつとめる、ワールドメイトとは法的も、会計上も別団体である、菱研、ジャパンペガサスツアー、たちばな出版からの寄付は除きます。なお、深見先生は、日本視聴覚社の経営をされたことはなく、ワールドメイトと日本視聴覚社は、別団体であることが、荻窪税務署との税務訴訟の高裁判決で確定しているため、ワールドメイトからの寄付には含めません。
5.ワールドメイトから末松義規氏への寄付も、0回0円
やや日刊カルト新聞の誤報 検証できた内容
寄付回数 ☓4回 →○0回
寄付額 ☓500万円 →○0円
※深見先生が社長をつとめる、ワールドメイトとは法的も、会計上も別団体である、菱研、ミスズ、たちばな出版からの寄付は除きます。なお、深見先生は、日本視聴覚社の経営をされたことはなく、ワールドメイトと日本視聴覚社は、別団体であることが、荻窪税務署との税務訴訟の高裁判決で確定しているため、ワールドメイトからの寄付には含めません。
7.ワールドメイトから岡島一正氏への寄付も、0回0円
やや日刊カルト新聞の誤報 検証できた内容
寄付回数 ☓1回 →○0回
寄付額 ☓100万円 →○0円
※深見先生は、日本視聴覚社の経営をされたことはなく、ワールドメイトと日本視聴覚社は、別団体であることが、荻窪税務署との税務訴訟の高裁判決で確定しているため、ワールドメイトからの寄付には含めません。
8.ワールドメイトから城井崇氏への寄付も、0回0円
やや日刊カルト新聞の誤報 検証できた内容
寄付回数 ☓1回 →○0回
寄付額 ☓100万円 →○0円
※深見先生が社長をつとめる、ワールドメイトとは法的も、会計上も別団体である、たちばな出版からの寄付は除きます。
寄付の内訳は、ワールドメイトのスタッフさんの研修費が大半
こうした寄付は、ワールドメイトの会員にとっては意外でもなんでもありません。ワールドメイトのスタッフさんは、年に1回程度、政治家の勉強会に参加されています。研修は、それだけではありません。ワールドメイトのスタッフさんは、政治や経済のサミットや書画の展覧会など、様々な催しに、毎年数回ずつ参加されているそうです。宗教ごとばかりやっていると、世の中から隔絶されがちです。しかし、ワールドメイトは日本古来の神道をベースとする教派神道の一派であり、聖と俗を区別して共存するという伝統的な神道の先人の道にならった特徴があります。ですから、宗教のみではなく、政治や経済、社会全般についても、常に、学びつづけており、それはいわば、スタッフさんの責務とも言えるそうです。ワールドメイトのスタッフさんは、常にお祈りもされていますが、新聞の社説を読まれたり、読書もされています。閉鎖的な宗風とならないように、世間の人々と積極的に交わり、芸術や学術、政治経済などのさまざまな学びをされているのです。
また、ワールドメイトのスタッフさんは、能や仕舞や謡、絵画や書、茶道、合唱等のお稽古ごと等にも、毎月参加されています。そして、全員が、毎年、書と絵画の出品展に、自分の作品を出品するそうです。深見先生は、万能の神人であり、オペラや能や絵画や書画など、プロとして活動されています。そうした姿勢をみならい、また、神は宗教のみにあらず、真善美(真=科学や学術、善=宗教、美=芸術)が神そのものなのだという教えにしたがい、宗教のみならず、芸術や学術(政治や経済、社会全般の学び)も、研鑽されているのです。そして、政治経済以上に、芸術の学びをされています。
深見先生が万能の神人であるため、スタッフさんも万能になるべく、あらゆる方向においての研鑽の一環として、政治家の勉強会に参加されるということにおいて、ワールドメイトの教義ともなんら矛盾はありません。ただ、ワールドメイトは超党派なので、与野党に偏らない勉強会に参加されているそうですが、神道なので保守系です。なので、あまりにもリベラルな政治家、たとえば日本共産党などとはまったく交流がありません。とはいえ、与党だけが強いと暴走してしまうため、野党もそれなりに均衡していることが望ましいとお考えのようです。野党で保守系で、それなりに乗り越えてきた政治家、となると、与党よりは数が限られます。また、ワールドメイトのスタッフさんは東京在住の方が多いので、東京近辺の政治家の勉強会でないと、参加しづらいという立地的な条件もあることでしょう。小沢一郎氏の勉強会への参加数が多いのは、東京近辺で開催されていて、野党は与党よりは保守系の政治家が少ないからだということだと思います。とくに、小沢一郎氏は、国策捜査でやられましたが、ワールドメイトも過去も、国策捜査で13年間も税務当局との闘いがありました。国策捜査でやられても生き残り、政治家として全うしているという魂の輝き、というものは、ほかの政治家にはない特色かと思います。
深見先生は、人の目で判断し「悪人」だからといって、排除するとかいうことはありません。悪人正機説で説かれるように、神仏の目からみれば、人間誰しもが悪人であるのです。100%善人の政治家などは世の中にはいません。一方、宗教とは、100%の善を目指す分野ですから、ワールドメイトには、政治家の会員はほとんどいないと思います。悪の要素が多い政治家であっても影響力が強い人であるならば、深見先生と積極的に交流なさるのは素晴らしいことです。深見先生と交流されることにより、善の要素が引き出され、悪の要素が少なくなっていくからです。
ワールドメイトは、超党派であり、深見先生は与野党の議員と交流されていますが、それは国内のみにとどまりません。2022年7月28日開催の第6回世界オピニオンリーダーズサミットでは、世界の保守連合である国際民主同盟(IDU)との共催で、世界開発協力機構(WSD)が議論の場を提供しています。参加者は、IDU議長のハーパー加元首相、キャメロン英国元首相、モリソン豪州元首相、エンダ・ケニーアイルランド元首相、ウクライナのティモシェンコ元首相と、深見先生、日本の保守系政治家です。2018年3月25日の第4回世界オピニオンリーダーズサミットは、「オバマ前大統領との対話」と題して開催されています。深見先生は、世界中の保守系政治家と交流があるので、日本の安倍元首相や森元首相らとも交流があっても、むしろ当たり前としかいえません。
深見先生の人脈は非常に広いですが、ワールドメイトは特定の政治家や特定の政党を選挙応援するとかいうことは、ありません。また、ワールドメイトから政策論争に介入するとかいうこともありません。ワールドメイトでは、日頃、まったく選挙や政局などの話はでません。ワールドメイトといえば自由な宗教ですから、会員は、選挙で好きに投票したりしなかったりしています。
ワールドメイトから、毎年、カンボジアの病院や学校や孤児院などへ、寄付している金額は、政治家への献金などの何百倍、何千倍という金額です。スタッフさんが、今後も日本の社会の実情を知った上で、御神業のお取次ぎをしていただきたいので、会員として、スタッフさんの研修費としていくばくかのパーティー代の支出があることは、べつに、なんとも思いません。というか、神様に奉納した玉串です。義務として徴収される税金とは異なるのですから、いちいち、使いみちにあれこれ言うとかそんなことをする気はまったくありません。たとえば、伊勢神宮へ玉串を奉納した人が、伊勢神宮に使いみちについてあれこれ注文する権利があるのでしょうか?それと同じことです。
やや日刊カルト新聞藤倉善郎氏はワールドメイトに取材してない
拙ブログでは、やや日刊カルト新聞は、以前から、ワールドメイトについてなにも取材しないまま、いい加減な記事を書いているということを主張していましたが、この度も、やはりそうであるということが証明されました。やや日刊カルト新聞の藤倉善郎氏は、ワールドメイトを、カルトだとかなんとか言ってますが、その根拠となるデータは、まったくのデタラメであることが判明しました。鈴木エイト氏は、統一教会への取材経験が豊富ということで、いまや、テレビや雑誌でひっぱりだこですが、やや日刊カルト新聞はワールドメイトには、一度も取材に来たことはないのです。正直、朝鮮半島発祥のキリスト教系宗教である統一教会と、日本古来の神道をベースにした日本発祥の神道系宗教であるワールドメイトには、共通点といえるようなものはほとんどありません。ワールドメイトは、世界救世教、大本、世界紅卍字会に由来しているとされ、島薗進教授は、大本、世界救世教、真光の系譜をひいていると主張しています。やや日刊カルト新聞の執筆者が、世界救世教や大本や世界紅卍字会について詳しい人がいるとは思えません。世界救世教や大本や世界紅卍字会の知識がないのに、ワールドメイトについて理解できるはずはないからです。統一教会や幸福の科学への取材などは、十分になさっていることでしょうし、その点で評価が高まっているのですから、ワールドメイトや神道系宗教への知識が皆無のまま、なんの取材もせず、誤報を垂れ流すのは、金輪際やめていただきたいです。個人ブロガーだから許されるというわけでもありません。ジャーナリストとしての良心があるのでしたら、この度の誤報について謝罪をブログに掲載し、誤りについては直ちに削除すべきであると、藤倉善郎氏とやや日刊カルト新聞のブログ運営者らに求めていきたいと思います。
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コメント
素晴らしい記事をありがとうございます
貴稿を参考に本ブログも記事を書かせていただきました。貴稿へのリンクも貼らせていただいております。
https://cdp2020.livedoor.blog/archives/17594582.html
ワールドメイト様が超党派で様々な政治家を関係を持っていることは、ワールドメイト様が中立な宗教団体である証左だと思います。
また、私も個人的にワールドメイト様の教義を調べた範囲内では、ワールドメイト様をカルト扱いする人の方が可笑しいと思っております。少なくとも、統一教会と同レベル扱いする藤倉氏の主張は明らかにデマです。
今後も様々な妨害に負けずに信仰を貫かれ真実を発信されますことをお願い申し上げます。
2022/11/12 20:05 by 立憲民主党ファクトチェッカー URL 編集